1996年度第1回日本科学教育学会研究会開催の報告とお礼
1996年度第1回日本科学教育学会研究会(第3部担当)
1996年度日本科学教育学会九州支部大会
合同開催の報告とお礼
下記の内容で研究会及び九州支部大会を開催しました。
当日は、宮崎県と宮崎市の後援をいただき、また、R. ホワイト先生の特別講演もあり、82名が参加する予想以上に盛大なものとなりました。
特別講演をいただいたホワイト先生、研究発表をしてくださった方々、参加してくださった方々、そして、裏方で活躍してくれた学生たちに、心から感謝します。
R. ホワイト先生(オーストラリア, モナシュ大学教授・教育学部長)の講演は、「理科学習における構成主義の理論」と題して行われました。構成主義と情報処理理論のかかわりや、選択的注意、チャンク、日常経験とのリンク、理科授業とのかかわりなどについて、聴衆に対してOHPで課題を提示し、それについて具体的に考察しながら解説がなされました。通訳は、広島大学のV. U. マンザーノ先生でした。
講演におけるホワイト先生の結論は、理科授業において教師はつぎのことを行うべきであるというものでした。
・生徒が行う選択について指導する
・生徒が考え方と考え方の間の関係に気づくよう手助けする
・生徒がトピックどうしのリンクを行えるようにする
・生徒の短期記憶に負荷をかけすぎないようにする
・生徒が情報の処理と意味の構成をすめための時間を確保する
・生徒が構成する意味をチェックする
・意味を構成するために必要な、生徒のスキルを鍛える
講演 10:00 - 11:50
「理科学習における構成主義の理論」
モナシュ大学教授・教育学部長 リチャード・ホワイト先生
(Dr. Richard T. White, Dean of Education, Monash University)
全体会 11:50 - 12:00
昼 食:12:00 - 13:00
研究発表 13:00 - 17:00
A会場 座長 稲垣成哲(神戸大学)・加藤圭司(横浜国立大学)
1. 13:00-13:20 学校教育が果たす社会的機能と理科教育─人材選別機能を中心に─
進藤公夫(福岡教育大学)
2. 13:20-13:40 わが国における総合科学技術教育の実現化についての一考察
─科学的リテラシー育成を主眼にして─
中山玄三(熊本大学教育学部)
3. 13:40-14:00 理科授業における情意的側面の動態について
加藤圭司(横浜国立大学教育学部)
4. 14:00-14:20 総合学習における相互行為のディテール:科学教育を問い直すために
稲垣成哲, 山口悦司(神戸大学発達科学部, 神戸大学大学院)
5. 14:20-14:40 生態系の変化としてみた学習者の理解の実態─電流領域を事例として─
森藤義孝, 中村雅美, 安藤裕明, 坂元憲明
(福岡教育大学, 福岡市立東光中学校, 宮崎大学大学院, 福岡市立多々良中央中学校)
6. 14:40-15:00 比例的推理における性差について
小倉 康(国立教育研究所科学教育研究センター)
《休 憩》15:00 - 15-30
座長 藤田剛志(千葉大学)
7. 15:30-15:50 面接法による中学生の電流モデルの実態分析
安藤裕明, 中山迅, 森藤義孝
(宮崎大学大学院, 宮崎大学教育学部,福岡教育大学)
8. 15:50-16:10 中学生の磁石と鉄の力についての理解─比喩的概念に着目して─
中山 迅, 宮川雄司(宮崎大学教育学部, 宮崎大学大学院)
9. 16:10-16:30 子どもから成人における科学概念の獲得と変化に関する研究()
─ 子ども・学校・社会における振り子の運動に関する認知の発達的変容─
隅田 学(広島大学大学院)B会場 座長 中村重太(福岡教育大学)・大島正豊(佐賀県教育センター)
1. 13:00-13:20 ディベート中の脳波について
村井護晏, 田中一定, 永田輝彦, 中島光実
(大分大学教育学部, 大分大学大学院)
2. 13:20-13:40 児童の電流概念形成と実験・観察
永井秀樹, 川北一彦(宮崎大学大学院, 宮崎大学教育学部)
3. 13:40-14:00 教員養成段階における自然科学教育─カリキュラム改善に向けての一つの提言─
橋本健夫(長崎大学教育学部)
4. 14:00-14:20 新世紀における科学教育再構築の視点
小林辰至(宮崎大学教育学部)
5. 14:20-14:40 インターネットにおけるテレビ会議システムの教育利用
─FreeVueとCU-SeeMeとの性能比較─
古川美樹(佐賀県武雄北中学校)
6. 14:40-15:00 電気に関する小学生の理解における問題点
小牧啓介(宮崎市立赤江小学校)
《休 憩》15:00 - 15-30
座長 中山玄三(熊本大学)
7. 15:30-15:50 小学校理科授業における「ポストイット」を用いた概念地図法の工夫
児玉秀人(佐土原町立広瀬西小学校)
8. 15:50-16:10 物の温まり方に関する児童の理解の実態とそれをふまえた
小学校理科学習指導の改善
石田靖弘 他(福岡理科学習指導研究会)
9. 16:10-16:30 社会的構成主義アプローチによる理科学習指導
─小学校5年単元「てこのはたらき」において─
脇元宏治(福岡理科学習指導研究会)
シンポジウム 15:30〜16:30 C会場
コーディネーター 村井護晏(大分大学)
テーマ「コンピュータ通信を利用した理科教育学生訓練法の開発」
1. コンピュータ通信を利用した理科教育学生訓練法の開発
─その教育的意味について─
村井護晏(大分大学教育学部)
2. コンピュータ通信を利用した理科教育学生訓練法の開発
─理科の実験・観察について─
川北一彦(宮崎大学教育学部)
3. コンピュータ通信を利用した理科教育学生訓練法の開発
─インターネット上でのCAI学習モデル─
米盛徳市(琉球大学教育学部)
4. コンピュータ通信を利用した理科教育学生訓練法の開発
─環境教育の理論の教育法─
八田明夫(鹿児島大学教育学部)
懇親会 18:00 - 20:00 (場所: カプリチョーザ, 参加費: 4,000円)
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