〜花売り〜

ここはミッドガル8番街。

壱番魔晄炉を爆破した後、クラウドはステーションを目指していた。
クラウドが道を歩いていると、突然後ろから声をかけられた。

「ねえ、なにかあったの?」

声の調子からするとどうやら若い女性のようである。
スケコマ師クラウドは瞬時に判断すると、歯をキラリとさせながら、

「なにか御用ですか? お嬢さん。」

と振り向いた。そしてそのにこやかな顔は凍り付く。

そこには、歳は20歳ぐらいの、栗色の髪をした予想通りきれいな少女が立っていた。
ラフレシアで一杯の花篭を持って・・・。

「? どうしたの?」

少女が不思議そうに尋ねる。

「い、いや何でもない。気にするな・・・。」

なんとか立ち直ったクラウドが答える。

「それより・・・、その花は・・・?」

「これ? とってもきれいでしょ? すごく良い匂いがするの。」

少女がにっこりと答える。

「そ、そう・・・。」

「一本1000ギルだけど、いる?」

「えっ? えーっと・・・。」

「・・・いらないの?」

少女が悲しそうな顔でその上、上目遣いでクラウドを見上げる。

「あ、ああ。買うよ。丁度ラフレシアが欲しかったとこなんだ。」

・・・それでいいのか? クラウド・・・。

「ありがと♪」

少女が嬉しそうに笑う。思わずにやけるクラウド。

「じゃーねー♪」

少女の見送りを背に、クラウドはステーションへと急いだ。

少女がニヤリと笑ったのにも気づかずに・・・。

この後、ティファに花をプレゼントしようとしたクラウドがおもいっきりぶっ飛ばされるのだが、それはまた別の話。

そのまた後、伍番魔晄炉から落ちたクラウドがラフレシアで一杯の教会で目を覚ますのだがそれもまた別の話・・・。

おしまい♪


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