アメリカレポート

by Namaketa


 山北は,2月1日から約半年間の予定で,合州国地質調査所(カリフォルニア州,メンローパーク.サンフランシスコの近くです.)に来ています.こちらでの動向について報告します.

 このページを見てのご感想は,ぜひ,yamakita@andreas.wr.usgs.govまで,メールでお寄せ下さい.


目次

 アメリカから第1報  (Feb. 6 / 1996)
 アメリカでの住まい  (Feb. 9 / 1996)
 アメリカでの食事   (Feb. 13 / 1996)
 アメリカの交通事情  (Feb. 23 / 1996)
 夏時間        (May 6 / 1996)
 Comming back soon.  (Jun. 24 / 1996)


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アメリカから第1報

 どうにか,アメリカまで来れました.まだ,こちらの生活は慣れないことばかりで,英語が聞き取れない,とっさにしゃべれないなど,困っておりますが,とりあえず電子メールは使えるようになりました.アドレスはyamakita@andreas.wr.usgs.govです.たぶん日本語でも大丈夫です(確かめてませんけど).日本語に飢えてますから(ますます独り言がおおくなりそう?), メール下さい.

(Feb. 6 / 1996)

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アメリカでの住まい

 今,住んでるのは,家賃$750/月のApartmentです.Apartmentといっても,日本のアパートとはだいぶ趣が異なり,普通の民家を半分だけ,Bedroom(8畳くらい)と,Bathroom(といってもShowerだけ)の付いたKitchen(これも8畳くらい)の二間を借りています.独立した出入口は付いてますが,Kitchenからドアを一つあけると,大家さんのKitchenにつながってまして,そこを通っての出入りも自由です.
 大家さんは,スイス生まれのドイツ人で,San Joseの大学で哲学を教えている先生です.いろんな国の人と仲良くなるのが好きなようで,入居した日はDinnerに呼んでくれたし,家具も貸してくれるし,大変親切にしてくれます.なにより,英語が母国語ではないので,言葉の不自由さを解ってくれて(彼の子ども達は,ドイツ語しか話せない),非常に分かりやすい英語で話してくれるのが助かります.
 住んでるところは,San FranciscoとSan Joseの中間にあり,私の通っている合州国地質調査所から3kmぐらいのところでしょうか.近くにスタンフォード大学があります.街の雰囲気は,大都市近郊で,大学があって,企業や国立の研究所があって,あとは閑静な住宅街が広がっていて,町並みは整然としていて,そう,日本でいえば,東京近郊の国立・国分寺・小金井といった辺りに似てます.
 自転車を貸してもらって,久しぶりに自転車通勤を始めました.まだアメリカの交通事情に慣れてないので,あんまり飛ばさずにゆっくり走ってます.

(Feb. 9 / 1996)

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アメリカでの食事

 好き嫌いはないし,消化器系にはいささかの自信もあるので,食い物には特に不自由しておりませんが,困るのは,やたらと量が多いことです.食いすぎにだけは注意が必要です.まあ,だいたい日本の1.5〜2倍のサイズですね.町中でランニングしてダイエットに努めている人をしょっちゅう見かけますし,テレビのCMでも盛んに健康機器の宣伝をしていますが,あんだけ食ってれば太るよな.
 Down Townに出れば,いろんな料理屋があるので,たいがいの料理は食べられます.中華料理,メキシカン,日本料理もあります.こちらのホストが,昼飯というとやたらと日本料理店に連れていってくれます.彼の奥さんが日系3世とかで,彼自身も日本料理が好きらしいのですが,最初に連れていってもらったサンドイッチ屋で,私が食べ難そうにしていたのを見て,口に合わないと思ったのかもしれません(だって,フィリングの厚さが10cmもあるようなサンドイッチ,どうやって食えっていうんだ!).まあ,おかげで,日本語でも通じる日本料理店を教えてもらったので,米が食いたい時には重宝してます.しかし,日本料理といっても,純粋な日本料理とはちょっと違います.先日は「Tofu Curry」なるものを見ました.そう,豆腐の入ったカレーライスです.これを日本料理と言われてしまうと,ちょっと.....
 最近は,大家さん(
アメリカでの住まい参照)がいつも夕食に呼んでくれるので,彼の一家やお客さんたち(彼のところにはたくさん友人がやってくる.それもドイツ人・イタリア人と実に国際的)と食事しています.しかし,彼の一家はパスタが好きなので,毎日パスタとサラダです.
 一応炊事道具も買い揃えて自炊も始めました.結構日本食の材料も手に入るのですが,あまりポピュラーでない野菜とかになると,見つからなかったり,ちょっと微妙に味が違うので,いまのところ,中華を作ることが多いです.チンジャオロースー(これがまた,ピーマンがやたらとでかく,ピーマン1個で一人分できてしまう)とか,海老のチリソースとか.
 うーん.こうしてみると,あんまりこれぞアメリカという食事はしてませんね.最もアメリカを感じた料理は,マクドナルドのハンバーガーかなぁ.

(Feb. 13 / 1996)

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アメリカの交通事情

 アメリカはなんといっても車社会ですが,こっちに来てしばらくは,車がないので,歩いたり,自転車に乗ったりして,通っていました.
 歩行者の立場からいうと,アメリカでの方が冷遇されているようにも感じます.交差点での歩行者用の信号が,日本の場合とちょっと違っていて,すべて押しボタン式になっています.で,ボタンを押さないと,同方向の自動車用の信号は青になっても,歩行者用の信号は赤のままです.また,青の時間がものすごく短く,青になってすぐに渡り始めても,たいがい道のなかほどまで来たあたりで,点滅信号に変わります.日本の場合は青色の点滅ですが,アメリカでは赤色で点滅します.しかも,”Don't Walk"という文字か,もしくはいかにも「渡るな!」と言っているような掌をこちらに向けた絵が点滅するので,心理的圧迫感は結構なものがあります.もっとも,この点滅信号の時間が相当に長いため,赤に変わるまでには渡り終えられますけどね.この結果,交差点を歩いて渡るときは,ほぼ絶対に信号待ちをしないと渡れません.でも,信号のない交差点では,平然と渡っているとほとんどの車は止まってくれますから,この辺のマナーはアメリカの方がいいと思います.
 自転車に関しては,明らかにアメリカの方が恵まれてますね.ちょっとした道路には必ずと言っていいくらいBike Laneがあります.まあ,道路の広さも日本とは違いますけど.ここでいうBikeとはBicycleのことで,オートバイではありません.そういえば,不思議とオートバイはほとんど見ませんね.ただ,自転車で走っている姿は結構見かけるのですが,日本でよく見る,町中や駅前などにずらっと並んで止められている自転車の群というのは,全く見ません.どうも,アメリカでは,そんなところに止めておくと,すぐ盗られてしまうみたいです.自転車のカギも日本とは比べものにならない頑丈なやつで,直径1cmくらいの鉄の棒をU字型に曲げ,その両端に直径2cmくらいの鉄の棒をかませて輪を作ると言うようなタイプのものです.このカギで自転車を道端のポールなどに固定して,絶対持っていかれないようにしています.スーパーなどの駐車場(これがまた,やたらと広い)の一角には,このようにして自転車を止めるためのポールの群が設置されています.
 1週間ほど前に車を手に入れましたので,最近は車で通うことが多くなりました.右側通行・左ハンドルにも徐々に慣れつつあります.そのうち(次の週末にでも),ちょっと遠乗りしてみようかしら.

(Feb. 23 / 1996)

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夏時間

 ずいぶんご無沙汰してしまったアメリカレポートです.ちょっとこの間,遠出をしたり,まじめに(?)仕事をしたりしてましたので,......
 さて,先月からこちらでは夏時間になりました.日本との時差は1時間ふえて8時間になっています.この夏時間ですが,やっぱり最初のうちは体内時計がうまく対応しません.どうも夏時間になってから,朝起きるのが1時間遅くなったような...(単に日本でのような怠惰な生活に戻っただけ,というツッコミは却下).最初の3週間ほどは,「今8時だけど,えーと,ほんとは7時だから...」というように時計を見て考えていました.
 こちらの人たちは慣れたもので(当たり前か),午後8時頃まで明るい夕方の時間を楽しんでいるようです.この間,「日本では夏時間がないんですよ」といったら「じゃぁ,一年中冬時間か?」と訊かれて,しばらく何のことかわかりませんでした.我々にとっては,通常の時間とそれに対する特殊な時間としての夏時間がある,という感覚ですが,彼らにとっては,ただ夏の時間と冬の時間の対等な2種類の時間があって,それを切り替えているだけということなのですね.考えてみれば,1年のうち半分は夏時間の下で生活しているわけですから,当然といえば当然です.
 たしかに,子ども達は夜遅くまで外で遊べるし,明かりをつけなくていいから省エネだし,いいこと尽くめだとは言うんですけどね.しかし,僕にとっては,こちらの生活に少しずつ慣れてきたせいか,ここのところ深夜まで研究所にいるという,日本でと同様の生活リズムになってきたので(うっ,いかん,墓穴を掘ったか),夏時間のメリットはほとんど享受していません.

(May 6 / 1996)

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Comming back soon.

 いよいよ,帰国の日が近づいてきました.初めての長期海外滞在に,戸惑うことも多々ありましたが,いろんな人にお世話になりながら,どうにかこうにか,無事に滞在を終えることができそうです.6月28日,こちらを発って,2週間ほどかけて東海岸まで行き,そこから帰国の予定です.こっちの生活は結構気に入ってしまって,正直なところ,帰りたくないという気持ちも半分くらいあります.英語がもう少し喋れたら,真剣に帰らなくてもいい工作をしたかもしれません.しかし,日本では,学生諸君が私の帰りを待っています(おい,本当に待ってるんだろうな?).日本の地質学が私を待っています(うーん...,たぶん待ってると思う....).帰りなん,いざ.

 このアメリカレポートも,最初のうちはともかく,結局あんまり書きませんでしたが,これが最終回となります.最後にお詫びの意味も込めて,プレゼント付きクイズを出題しましょう.

♪♪アメリカ滞在記念クイズ♪♪

 今回の私のアメリカ滞在において,最も得るところ大であったものは何でしょう?
 答えは,下の選択枝の中からお選び下さい.

 1.アメリカ,特にカリフォルニアの地質
 2.Macのプログラミング
 3.オーブン料理,特にラザニアの作り方
 4.ドイツ語・フランス語の会話

 答えはこちら(e04404u@cc.miyazaki-u.ac.jp)まで,メールでお寄せ下さい.7月14日到着分で締め切ります.正解者には抽選で,その成果の一部をさしあげます.なお,賞品の発送は多少遅れる可能性もありますので,予めご了承下さい.

 では皆様,日本でお会いしましょう.7月14日,宮崎空港に謎のメキシコ人が降り立ったとしたら,それが私だと思って下さい.

(Jun. 24 / 1996)

 上記クイズは,7月14日をもって締め切りました.ごく内輪からの少数のご応募ありがとうございました.結果発表はこちらで行っています.

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