天体望遠鏡


望遠鏡のしくみ

 天体望遠鏡は、対物レンズで光をあつめ、それを接眼レンズで拡大してみる装置 です。ほそ長いつつの先に対物レンズがあり、その反対がわにのぞき込むところ、 接眼レンズがあります。このような望遠鏡を屈折(くっせつ)望遠鏡とよびます。 また、少しちがった望遠鏡もあります。対物レンズのかわりに、大きなかがみを つかった望遠鏡です。おさらのようなかがみ(対物鏡:たいぶつきょう)で光を 反射させてあつめ、それを接眼レンズで拡大してみる望遠鏡です。かがみの反射を 利用するので、反射望遠鏡とよびます。

 望遠鏡の性能は、対物レンズ(反射望遠鏡だと反射鏡)の大きさで決まってしま います。接眼レンズを変えることで倍率(ばいりつ:どのくらい大きく見えるか、 ということ)をあげることはできますが、いくら倍率をあげても対物レンズの持っ ている性能いじょうには、見ることはできないのです。

 宮崎大学教育学部には、50cmの大きさの反射鏡を持った反射望遠鏡があり ます。あまりにも大きくて重く、人の力だけでは動かすことが大変なので、コン ピュータを使って動かすことができるようになっています。

 写真のまん中のいちばん大きなつつが50cm反射望遠鏡です。そのすぐ横に 見える少し細いつつは、15cmの屈折望遠鏡です。

 直径が50cmというと、すごく大きいように感じられますが、世界中に目を 向けると、ハワイには、対物鏡の直径が10mもある望遠鏡があります。10m というと、どのぐらいの大きさなのでしょうか。みなさんの教室の広さをはかっ て、くらべてみてください。ちなみに、宮崎大学教育学部の天体望遠鏡をおおっ ている天体ドームの直径は6mですから、そ れより望遠鏡のかがみのほうが大きいわけです。いかに大きな望遠鏡かわかりま すね。
 また、日本もハワイに直径8mの反射望遠鏡を作っています。「すばる」天文 台です。



 有名なハッブル宇宙望遠鏡は直径2m40cmの反射望遠鏡です。 スペース・シャトルで打ち上げられました。 地球の外から遠くの宇宙を見つめています。

ハッブル宇宙望遠鏡の解説図