小惑星(しょうわくせい)
 小惑星とは、火星と木星の軌道の間にあり、太陽のまわりを公転しているたくさんの小さな天体です。1801年にイタリアのビアッジによって、ケレスが最初に発見され、現在までに5000個以上が発見され、4000個以上の小惑星の軌道が確認されています。小惑星の中には、軌道が土星の内側まで入り込んでいるヒダルゴや、火星軌道の内側まで入り込んでいるエロス、アモールなどもあります。また、異常な軌道を持つイカロスやヘルメスは、金星軌道の内側まで入り込み、地球にもかなり近づきます。特異(とくい)小惑星と呼ばれています。

 小惑星には、木星とほとんど同じ軌道を回っているものがあります。35個の小惑星で、トロヤ群小惑星と呼ばれています。ほかに、木星の3分の2の周期で公転する31個のヒルダ群小惑星なども確認されています。いずれも、木星の巨大な重力にとらえられたためだとされています。

 小惑星は、もともとは惑星だったのですが、何らかの原因でこわれてできたものだと考えられています。ですが、小惑星全部を合わせても月の大きさより小さいと考えられているので、もとの惑星はかなり小さかったようです。

 小惑星の中で一番大きいのはケレスで、直径が1003kmあり、明るさは7.1等級です。ちなみに月の直径は3476kmですので、月よりかなり小さいわけです。小惑星全体では、直径は平均100km程度とされています。また、直径が1km程のたいへん小さな小惑星もあり、数百万個以上の小惑星があるだろうと考えられています。一番明るい小惑星はベスタで、6.5等級です。望遠鏡がなければ見ることができません。


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