彗星(すいせい)
 彗星は、みなさんも1度は写真などで見たことがあると思います。長い尾を持った美しい天体です。いつでも見ることはできませんが、突然どこからともなく現れ、その美しい姿を私たちに見せて、また去っていきます。「ほうき星」や「コメット」と呼ばれたりもします。

 彗星は、ふつう核を中心とするコマと尾からできています。核は、氷、ドライアイス、個体アンモニア、岩石などからできていると考えられています。よごれた雪だるまのような物、とよく例えられます。太陽に近づくと、この核の表面が太陽の熱で暖められて、氷、ドライアイス、個体アンモニアなどが蒸発し、ガスとなって核のまわりをとりまいてコマとなります。そして太陽にさらに近づき、火星軌道付近まで来ると、コマとなっているガスやダスト(岩石など)が太陽風や放射圧(太陽からの光によるもの)で押し流されて尾ができます。このため、彗星の尾はいつも太陽と反対方向を向いています。


 彗星には、太陽のまわりを回っている周期彗星(しゅうきすいせい)と太陽系の外のほうからやってきて太陽の近くを通り、また太陽系の外のほうへ去っていく彗星の2種類があります。有名なハレー彗星は76年ごとに太陽に近づく周期彗星の代表的なものです。このハレー彗星は、前回1986年に太陽に近づいていますので、次に戻ってくるのは2061年です。このときみなさんは何歳になっていますか?楽しみに待っていましょう。

 最近あらわれた彗星では、やはり昨年の百武(ひゃくたけ)彗星を一番にあげることができます。鹿児島の百武さんが発見した彗星で、20世紀最大級の彗星として地球に近づき、美しい姿を私たちに見せてくれました。

 1997年の春には、20世紀最大の彗星と予想される「ヘール・ボップ」彗星が地球に接近します。既に接近しつつあり、1996年11月の時点で、双眼鏡で十分見える明るさとなっています。これから、このヘール・ボップ彗星がどこまで明るくなるか大変期待できます。来年の春が楽しみですね。

 ヘール・ボップ彗星ホームページ


地球と太陽系

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