はくちょう(白鳥)座(Cygnus)


 はくちょう座は、夏の夜空を代表する星座の一つです。はくちょうの尾の部分に輝く1等星のデネブをはじめとする明るい星で形作られ、天の川(銀河系)の上に大きく広がっています。また、デネブはこと座のベガ、わし座のアルタイルとともに、夏の大三角形を形づくる星の一つとなっています。

 また、はくちょう座は、大きな十字架の形にも見えることから、北十字ともよばれています。ちょうど、西の空にしずむ頃のはくちょう座を見ると、大きな十字架のように見えます。ギリシア神話では、はくちょう座は大神ゼウスが姿を変えた白鳥だとされています。

 はくちょうのくちばしの部分に輝くアルビレオは、オレンジ色と青色の星からなる2重星です。アルビレオという言葉には、「くちばし」という意味があります。全天で最も美しい2重星だといわれています。

 はくちょう座の首のつけ根のあたりには、はくちょう座X−1(エックス−ワン)と呼ばれる強いX線を出す天体が発見されていて、ブラックホールではないか、と考えられています。

 9月上旬の夜9時頃、南の空高く、ほぼ天頂近くで上の写真のようなはくちょう座の姿を見ることができます。また、9月上旬の夜9時頃、体を東に向けて頭上を見るとちょうどこの写真のようにはくちょう座と、天の川近くの星座の姿を見ることができます。

はくちょう座付近の星空 (星座線あり星座線なし